芝生をキレイに保つには

キレイな芝生を眺めると癒されるのはもちろん、土からの熱を和らげるので夏には涼しさも与えてくれます。
芝生のお手入れは季節や気温、芝の種類によっても異なります。芝を理解して育てて管理していきましょう。

我が家の芝の種類を知っておきましょう

芝の特長を知っておけば、自分に合った芝刈機が選べます。

日本芝

日本芝には、元々日本に自生していた品種で日本の気候に合います。主な品種として「野芝(のしば)」「高麗芝(こうらいしば)」「姫高麗芝(ひめこうらいしば)」の3種類があります。高温多湿に強く、乾燥に耐え、病害虫に強い日本芝はすべて暖地型に分類され、梅雨明けごろからが成長の最盛期です。秋冬になると茶色く枯れ、春頃また芽吹くというサイクルをたどります。ただし、寒さの厳しい地域では向いていません。

西洋芝

西洋芝は、アメリカやヨーロッパからやってきた芝です。寒地型芝は全て西洋芝で、日本芝はありません。寒さに強く、冬でも青い芝生は寒地型の品種が多いです。ただし、夏の暑さが苦手で夏枯れを起こしやすくなります。

芝生のお手入れ

芝生を育成する上でお手入れはかかせません。手入れをしないと芝が傷んでしまったり、育ちが遅くなったり、
時には芝が枯れることがあります。ここでは基本となるお手入れをご紹介します。

芝刈りはかかせません

絨毯のように密度のある芝生がキレイな芝生といえるでしょう。芝は上へ伸びる成長を止められると葉を増やして活発に光合成をしようとする本能が働きます。これにより芽と葉を増やし密度が高くなっていきます。芝を伸ばしっぱなしにすると害虫が発生し病気の原因になるのはもちろん、光合成できず芝が弱ってしまいます。こまめな芝刈りと、葉だけではなく茎と根を管理することでキレイな芝を育てることができるのです。

芝の成長を促すサッチング

芝の刈りカスや冬枯れした葉、古い根などが土壌の表装や浅い部分に堆積したものを「サッチ」と言います。芝を張った最初の年はほとんどありませんが、2年目以降は冬枯れした葉やこぼれた刈り草が、サッチとして堆積し始めます。そのサッチを除去することを「サッチング」といいます。できるだけサッチの少ない環境を維持することが大切になります。
サッチングの基本は、熊手やレーキなどで掻き出すことですが、きれいな芝生ほど密度が高く、手作業によるサッチングが困難になることがあります。そうした場合に便利なのが芝刈機アクセサリー(別販売品)の「サッチング刃」です。刃を取り替えるだけでひとつの芝刈機で作業が行え、大変便利です。

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芝の土壌を改善する根切り

根切りとは、芝の根を切る作業のことを言います。芝は根が伸びきると生長が鈍化しますが、根を切ることにより再び生長を始め、元気な芝生が蘇ります。
根切りに適した時期は、成長期に入り根が伸び始める春頃がおススメです。
芝生の更新作業の一環として根切りをし、目土入れも行うと効果的です。
ただし、芝を張ったばかりなら、十分に根が張っていないので根切りをする必要はありません。
芝刈機アクセサリー(別販売品)の「根切り刃」を使えば、刃を取り替えるだけでひとつの芝刈機で作業が行え、大変便利です。

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